医学博士、消化器外科専門医 長堀 優(横須賀共済病院 外科医長) Last update/1999.06.08 |
・今までの腹部の外科手術は、お腹を切開することにより行なっていました。しかし、開腹を必要としない腹腔鏡による手術が近年開発されました。この腹腔鏡を用いた手術は、1980年代に婦人科領域で始められましたが、1987年3月、フランスのMouretが胆嚢の手術で初めて成功させるや、短期間で世界中に爆発的に広まりました。
・この手術では、小さな穴をお腹に開け、そこから腹腔鏡や器具をいれて処置をします。傷は小さく、痛みも軽く、外科治療に大きな革命を起こしたといつても過言ではありません。
・現在、腹腔鏡手術の応用範囲は益々広がりつつあります。この新しい手術が、実際にはどのように行なわれているか、どんな臓器で現在可能なのかについてご紹介いたします。
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