image/to English

image/arrows

・アイヌ民族は、エゾオオカミの狩りに、毒矢を使っていたが、それも、生活に必要な範囲のことで、オオカミの存在を脅かすものではなかった。



image/illustration of wolf

・エゾオオカミを絶滅させたのは、明治以後、毛皮の取り引きが広まったこと、鉄砲の普及、そして、何よりも、開拓により人間がオオカミの領域を侵食し、えさのなくなった、エゾオオカミが、家畜を襲うようになったことだった。政府は、報奨金を出した。
・エゾオオカミは、1900年頃絶滅したと考えられている。
・ニホンオオカミも、明治を生き残れなかった。富国強兵政策による工業化、都市化、そして、西洋犬の導入によるジステンパーの流行が、ニホンオオカミを追い詰めていった。
・オオカミと文明開化とは、相容れなかったのである。


image/next buttom