・タテゴトアザラシは、年一回、子供を産む時だけ、長時間海から離れる。この時期が、タテゴトアザラシ狩りのシーズンなのである。
・逃げる親たちには見向きもしない。狙いは、赤ん坊の白い毛皮であった。

・だが、カリブモンクアザラシの場合、人間たちの狩りの目的は、毛皮ではなかった。
・アザラシの脂肪は、桶で煮られ、油となる。それは、鯨の油と同様、ランプの灯りとなっていった。

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