・1896年、25万羽しか残っていなかった。彼らは、この年の4月、巣作りのために、オハイオ州に集団でやって来た。当時開設されたばかりの電報で、ハンターたちはこれを知り、この最後の大群に襲いかかったのである。結果は、無残だった。20万が殺され、4万が傷を受けた。10万の雛が殺されるか放置され、生きのびたのは、おそらく5000羽前後だったであろう。
・確証のある限りでは、野生のリョコウバトの最後の1羽は、1900年、オハイオで記録されている。それは撃ち落とされ、いまも、オハイオ州立博物館に亡骸が残っている。
・ごく少数の生き残りが、20世紀初頭まで、保護されている。1909年、シンシナティー動物園は3羽のリョコウバトを手に入れた。オス2羽とメス1羽である。1910年までに、オス2羽は死んだ。最後に残ったメスは、マーサという可愛い名が付けられていた。